サンダーバード(ジョンは末っ子ではなかった)
私にとって記憶に残る最初のヒーローは「サンダーバード」です。
「それはヒーローじゃなくて乗り物だろ!」
というツッコミが聞こえてきそうですが、物心ついてから大好きになった最初の特撮番組がサンダーバードなのです。
私は1963(昭和38)年生まれの57歳で孫もいますが、いまだにアニメや特撮が大好きです。
自分の人生にはいつもアニメや特撮やマンガがあり、ある作品を思い浮かべると、その作品が放映されたり連載されたりしていた頃の情景が頭に蘇ります。
このブログでは、私がこれまでの人生でふれてきたアニメや特撮やマンガや小説などなどを振り返り、その思い出を記していこうと思います。
作品解説とか、作品論とかではなく、完全に自分だけのための、覚え書きみたいなブログになると思います。
ある程度は調べますが、うろ覚えの記憶を元に書く場合もありますので、情報も不正確なところがあるでしょう。
さて、サンダーバードに戻ります。
サンダーバードのメカでは、2号や4号やジェットモグラが好きでした。
特に2号は、その姿から私は
「亀さんバード」
と呼んで愛着をもっていました。
当時3歳ぐらいだったと思います。
サンダーバードで私は特にこわかったエピソードがあります。
それは、巨大化したワニが襲ってくる「大ワニの襲撃」です。
前編を見た後の予告編で、国際救助隊の末弟アランがワニに襲われそうになるシーンが流れていたのでした。
何ともいえない恐怖を感じ、
「来週は見たくないな」
と思ったものです(でも見ましたが)。
サンダーバードの5兄弟の順番を、はじめ私はメカの数字と同じだと思っていました。
だから、スコット → バージル → アラン → ゴードン → ジョンの順番だと思っていたのです。
しかし、1977(昭和52)年中学2年生の時にサンダーバードのムック本を買って読み、正しい兄弟の順番がスコット → ジョン → バージル → ゴードン → アランだったと知り衝撃を受けたのを覚えています。
長男のスコットと四男のゴードンしか合っていませんでした。
オープニング映像で、1号 → 5号 → 2号 → 4号 → 3号の順にメカが登場しますが、あれで視聴者には兄弟順を知らせていたのですね。
「アメリカ人は○○兄さん」
というふうに呼ばず、兄も弟もお互い呼び捨てなので、日本人幼児の視聴者だった私には兄弟順など分からなかったのです。
ただ、1回だけ宇宙ステーションのジョンが通信の時に、
「あ、スコット兄さん」
と言うシーンがありました。
もちろん、原語では「兄さん」は付いていないのでしょうけれど、ここだけ日本語訳が「○○兄さん」だったのですね。
幼い私は勝手に
「ジョンはいちばん末っ子だから、いちばん上のスコットには『兄さん』と付ける場合もあるんだな」
と理解していたものでした。
「はい、パパ」
の台詞も、原語では
「イエッサー」
だったということは成人後ぐらいに知りました。
実の父親に「イエッサー」とは、トレーシー家って結構ことばづかいに厳しい家なんだなと、やはり当時の私は衝撃を受けたのでした。