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ひみつ指令マシン刑事999(ポルシェの第一印象は、丸っこくて車高が高くて古臭いデザインでカッコ悪かった)

 すがやみつる先生が1977(昭和52)年5月号から翌年3月号まで『テレビマガジン』に連載していたスーパーカーアクション漫画です。
 ルビが無かったので当時は分かりませんでしたが、999は松本零士先生の銀河鉄道と同じで「スリーナイン」と読みます。
 でもそれを知らない私は、当時「きゅうきゅうきゅう」と心の中で読んでいました。
 どうせなら、タイトルもポルシェの数字と同じで「ひみつ指令マシン刑事934」にすればいいのにと思っていましたよ。
 ちなみに934は「ナインスリーフォー」ではなく、「きゅうさんよん」と日本語で読むんですけどね。
 当時はスーパーカー大ブームの真っ只中でしたから、それにあやかっての作品でした。
 なんと、最終回3月号と増刊号以外は、全て別冊付録連載という別格扱いの漫画でしたので、テレマガ編集部のスーパーカーブームへの力の入れようが分かります。
 今でもデジタル書籍で読めますので、私買いましたよ(^^)
 それまでスーパーカーというものを知らなかった私は、この漫画でポルシェ、マセラティフェラーリランボルギーニといった名前を覚えました。
 ほとんどのスーパーカーが、平べったくて鋭角的でリトラクタブルヘッドライトなのに、車高が高くて丸っこくてギョロ目ヘッドライトのポルシェの第一印象は、
「古臭いデザインでカッコ悪いなあ」
でした。
 でも、主人公マシンのポルシェ934ターボを私は後から大好きになります。
 すがや先生のマンガの魅力が大きいですね。
 このポルシェですが、犯罪者との戦闘用の車両として描かれていましたので、ボディこするぐらいは当たりまえ。
 へこむわ、ガラス割れるわ、オーバーヒートするわ、海には落っこちるわで、
「これ一発廃車だろう」
という描写が何度もありました。
 何千万もする車なのに……。
 その度に、登場人物の男の子のお父さんの自動車整備工場で直してもらうのですが、どうもポルシェの純正品を使っているとは思えないので、中身はもうポルシェじゃない、見た目だけポルシェの全然別の改造車になっていたのではないかと思います。
 主人公は刑事ですから公務員です。
 一公務員にスーパーカーが支給されるとは考えられませんから、主人公が自前で購入したんでしょうかね。
 主人公が海外を回って自分の任務に必要なスーパーカーを探すエピソードがテレマガ増刊号に載っていました。
 公務車両選定のため、一公務員が海外の複数国に出張させられるとも思えません。
 まあ、そのあたりは漫画ですね。