私的ヒーロー列伝

私の人生の傍らにはいつもアニメや特撮、マンガ等がありました。それらを振り返る私的思い出語りのブログです。作品の分析や記録や論評するためのものではありません。記憶をベースに書いていますので情報の正確さは保証できないことを読者の方にはお断りしておきます。

玉川伊佐男(「シルバー仮面」最終回で「手紙書けよ」と泣いていました)  玉川伊佐男さんと聞いて、「誰?」と思った方、少なくないですよね。  「ウルトラマンA」第38話「復活!ウルトラの父」で、ウルトラの父が姿を変えたサンタクロース役をやっていた俳優さんです。  「ウルトラマンA」以外の特撮番組では「シルバー仮面」に出ていました。  春日兄弟のおじさん役で、ちょっといやなところもある人でした。  最終回では、光子ロケットで往復60年の度に出る我が子との別れを悲しんで、 「手紙書けよ」 と、泣いていました

玉川伊佐男(「シルバー仮面」最終回で「手紙書けよ」と泣いていました)

 

 玉川伊佐男さんと聞いて、「誰?」と思った方、少なくないですよね。
 「ウルトラマンA」第38話「復活!ウルトラの父」で、ウルトラの父が姿を変えたサンタクロース役をやっていた俳優さんです。
 「ウルトラマンA」以外の特撮番組では「シルバー仮面」に出ていました。
 春日兄弟のおじさん役で、ちょっといやなところもある人でした。
 最終回では、光子ロケットで往復60年の度に出る我が子との別れを悲しんで、
「手紙書けよ」
と、泣いていました。
 かたわらの奥さんが、
「宇宙から手紙なんか書いてよこせるわけない」
みたいな顔でリアクションしていた覚えがあります。
 本放送や再放送で見た子ども当時、私も同感でした。
 でも、今なら電子メールという方法がありますよね。
 もちろん昭和のあの頃は、電子メールなどという連絡手段を想像する由も無かったわけですが。
 あれから48年。
 旅立ったあの子たちは、もう1回干支が1周すると地球に帰ってくるはずです。
 柴俊夫さんや、篠田三郎さんといった俳優さんたちがご健在だったら、60年ぶりに帰ってきたあの子どもたち(70歳前後になっているはずです)の物語を描いてみたら面白いのではないでしょうか。
 往復60年もの時間を、せまい光子ロケットの中でどのように精神を保って過ごしていたのか、とても気になるところです。
 光子ロケット内で生まれた子どもや孫もいるかもしれません。

 さて、ウルトラの父のサンタクロースの話に戻ります。
 実はこの話で、私は前からずっと気になっているシーンがあるんですよ。
 サンタクロースの玉川伊佐男さんが、子どもたちの間をかき分けて場所を移動するシーンがあります。
 このとき玉川伊佐男さんが、ダンのお姉さんに何か手渡しているんですよね。

 17分15秒ぐらいのところです。
 小さくて、このシーンだけだと何を手渡しているのか分からないのですが、少しさかのぼって確認すると玉川伊佐男さんは手に飲み物の入ったコップを持っているんですね。

 みんな超獣をおそれて固まっている中、玉川さんだけ何か飲んでいたのでしょうか。

 玉川さんはとちゅうでダンのお姉さんを後ろからちょんとつついて、このコップを手渡しています。

 ダンのお姉さんは、最初

「なに?」

みたいな反応で反対側を見ますが、それが玉川さんだと気付き、コップを受け取ります。
 多分、台本には無い動きのはずで、手渡されたダンのお姉さん役の女優さんもちょっと驚いたようですが、カメラが回っているのでそのまま演技を続けています。
 玉川伊佐男さんは、その時なにか話しかけているようにも見えます。
 玉川伊佐男さんが演技を続けるにあたって、不要だから、多分通りがかりに立っていたダンのお姉さんにコップを渡したのでしょう。
 ダンのお姉さんもがちょっとびっくりしているように見えるのも無理ないでしょう(だって台本に無いから)。
 当時は、撮影フィルムを現像してみて、初めてどのように映っているのかが後から分かる時代でした。
 現在のように撮ったそばから直ぐ再生して映り具合を確かめ、場合によっては撮り直し――そんなことはできなかったのです。
 演技が良かったかどうかは、監督やカメラマンがその場その場で一瞬一瞬OKかNGかを判断していました。
 このシーン、現代だったらもしかしたらNGで撮り直しになっていたのではないでしょうか。
 本編と関係ない動きが入っているわけですから。

 このあと、ウルトラマンAは玉川さん演じるサンタクロースが変身したウルトラの父のサポートを得て超獣を倒します。

 このときのメタリウム光線のポーズはいつもと違います。

 普段は状態を左後方に振ってから発射していますが、この時は両腕を交差させるポーズをとってから撃っているんですね。

 また、南夕子役の星光子さんも登場しますが、残念なことに台詞はありません。