鉄人タイガーセブン(将来は背もたれのあるバイクに乗るぞ) 「鉄人タイガーセブン」の主人公のバイクをかっこよく感じ、 「将来は自分もあんなバイクに乗りたい」 と思っていました。 タイガーセブンが乗るスパーク号の方じゃありません。 変身前の主人公が乗るバイクの方です。 なぜかというと「背もたれ」が付いていたんですね。 あれがいいと思いました。 背もたれが付いていたバイクを他にも知っていました。 セブンつながりというわけではないですが、ワイルド7の「世界」が乗っていたチョッパーハンドルのバイク
鉄人タイガーセブン(将来は背もたれのあるバイクに乗るぞ)
「鉄人タイガーセブン」の主人公のバイクをかっこよく感じ、
「将来は自分もあんなバイクに乗りたい」
と思っていました。
タイガーセブンが乗るスパーク号の方じゃありません。
変身前の主人公が乗るバイクの方です。
なぜかというと「背もたれ」が付いていたんですね。
あれがいいと思いました。
背もたれが付いていたバイクを他にも知っていました。
セブンつながりというわけではないですが、ワイルド7の「世界」が乗っていたチョッパーハンドルのバイクです。
チョッパーハンドルを握り、背もたれにふんぞり返って乗る運転しにくそうなバイクに見えましたが、背もたれはいいなと思いました。
ちなみに望月三起也先生の漫画だと、「世界」のバイクの背もたれは、後ろへ大きく倒れて、他のメンバーがバイクでジャンプするためのカタパルトとなるのでした。
でも、タイヤで踏まれたあとの背もたれに座るのはちょっとやだなと私は思っていましたが。
「世界」も本当はいやだったのかもしれません。
カタパルトとして使用する描写は漫画で1回しか見た記憶がありませんから。
ちなみにワイルド7の7台のバイクを、私は次のように見分けていました。
飛葉 …… 足の泥除けが付いている。
八百 …… カバー(カウルという言葉を知りませんでした)が付いている。ヘボピー …… 後輪がたくさんある。
親分 …… 足の泥除けが無い。
両国 …… サイドカー。
世界 …… チョッパーハンドル背もたれ付き。
チャーシュー …… サイドミラーの柄が長い。
小学館の学習雑誌の裏表紙にワイルド7のセブンンレーラーのプラモデルの広告が載っていて、そこに7人メンバーがバイクに乗っている小さなイラストがあったのです。
それで覚えました。
話をタイガーセブンに戻します。
「鉄人タイガーセブン」の漫画は、弟が買っていた1973(昭和48)年12月号~1974(昭和49)年3月号の『冒険王』で読みました。
私はツチノコ原人の話を覚えています。
ラストで、ツチノコ原人を倒してしまったタイガーセブンを、男の子が
「きらいだい! きらいだよ!」
とののしるシーンがありました。
私はこのシーンが好きではなく、読んで心を痛めていました。
後日、テレビでもツチノコ原人の話が放映されました。
こちらでも、男の子がタイガーセブンに文句を言いに行くのかと思い、私は
「いやだなあ」
と思って見ていました。
スパーク号にまたがったタイガーセブンに男の子が何か話をしていて、タイガーセブンがうんうんとうなずいています。
やがて、タイガーセブンは去っていき、戻ってきた男の子に周りの大人たちが、
「何を話していたの?」
と聞きました。
すると、男の子が言った言葉は、
「あのね、今度いっしょにツチノコ探しに行こうねって、タイガーセブンと約束したんだ」
でした。
私は、あー、良かったと思いました。
これでタイガーセブンも、見ていた私も救われました。
セブンつながりというわけではないですが、たしか、ウルトラセブンの最終回でもこんなのを読んだ覚えがあります。
脚本段階では、ダンをかくまっていた男の子が、ダンのことを、
「逃げているんだろう。ウルトラ警備隊のくせに意気地なし」
と、ののしる描写になっていました。
でも、テレビでは、男の子は最後までダンに優しく、ダンの身を案じてウルトラ警備隊に連絡を入れるという描写に変更されていました。
ここでも私は、これでダンも、見ていた私も救われたと思ったものです。
どうも、私、主人公がののしられるという描写がいやなんですよね。
まあ、それが好きだという人もあまりいないとは思いますが……。
バイクからあっちこっちへ話が飛びましたが、じゃあ今の私は背もたれ付きのバイクに乗ったかというと、今のところ乗ったことがありません。
バイクは中型二輪の免許を持っています。
31年前の1989(平成元)年に、大型限定解除に何回かチャレンジしましたが、果たせず、それで諦めました。
当時、大型二輪免許は教習所で取ることができず、試験場で合格するしかなかったんですね。
その後、1996(平成8)年から教習所での大型二輪免許取得が可能になりましたが、私は教習受けていないので、結局私のバイク免許は中型のままです。
1991(平成3)年春から2005(平成17)年秋までの14年半、250ccのスズキアクロスに乗っていました。
アクロスを選んだ理由は、珍しいメットインのバイクだったからです。
本来ならガソリンタイクの場所がヘルメット収納スペースになっていました。
じゃあ、ガソリンタンクはどこかというと、車体後部に左右に振り分けられて内蔵されていると読んだ覚えがあります。
給油口も尾灯の上でした。
なんとかガソリンタンクの容量を捻出しているので、他車に比べてそんなにガソリンが入らず、12Lぐらいだったのではないかと記憶しています。
このメットインスペースは重宝しました。
パカッと開けて、いろいろな物をしまえたので、バイクだったけれど荷物の持ち運びが楽でしたから。
普通、バイクで荷物を運ぶといったら、荷台に縛り付けるしかありませんでしたから、手間がかかったのです。
今の私は50ccのヤマハJOGに乗っています。
今、スクーターのメットインは当たり前ですね。