「ウルトラマンティガ」パワードから３年 1996(平成8)年には映画「ウルトラマンゼアス」、そして満を持してという感じで日本制作ではなんと16年ぶりとなる「ウルトラマンティガ」がテレビシリーズとしてファンの前に姿を現す事になりましたティガの前に日本で制作された実写ウルトラマンは、16年前の「ウルトラマン80」、そして21年前の「ウルトラマンレオ」となります 80もレオも“変化球”のウルトラマンでした 80は学校の先生 M78星雲の出身者とはいえウルトラ兄弟の一員であるとは明確に語られず、他のウル

パワードから３年
1996(平成8)年には映画「ウルトラマンゼアス」、そして満を持してという感じで日本制作ではなんと16年ぶりとなる「ウルトラマンティガ」がテレビシリーズとしてファンの前に姿を現す事になりました

ティガの前に日本で制作された実写ウルトラマンは、16年前の「ウルトラマン80」、そして21年前の「ウルトラマンレオ」となります
80もレオも“変化球”のウルトラマンでした

80は学校の先生
M78星雲の出身者とはいえウルトラ兄弟の一員であるとは明確に語られず、他のウルトラマンの客演も無し
妄想ウルトラセブンとの戦いはありましたが

レオはスポーツクラブの指導員
L77星出身という、初のM78星雲以外出身のウルトラマン
防衛チームMACに入隊し、その隊長はなんと変身不能となったモロボシ・ダン
そしてMACは全滅

どちらもちょっと「えっ？」という感じではありました

それに対しての「ウルトラマンティガ」
M78星雲出身ではありませんが、他は直球のウルトラマンでした
また初代ウルトラマン客演回があったのも良かったです
私が唯一「えっ？」と思ったのは、主役がジャニーズの長野博さんだった事です
長野博さんご自身は好感のもてる俳優さんですが、やはりジャニーズという事が当時から令和の現在に至るまで様々な制約になっています

まず、令和の現在、ティガの映像を使う時、長野さん自身が映っている映像が使えない
だから配信サービスにもティガとダイナは無い

また、本放送当時も長野さんのスケジュールがタイトのため、演じるマドカ・ダイゴ隊員の出番が少ないのでした
その分、他の隊員たちを描き込めるという、逆手に取ったメリットはあったものの、やはりファンとしてはウルトラマンの人間体であるダイゴの活躍シーンをもっとたくさん見たかったものなのです

だから今の若い人たちの中には、ティガやダイナをちゃんと見ていない人もいるのですよね
新しいファン層開拓にあたり、これは不利な要素です
早々に状況が変わる事を、願いたいと思います