私的ヒーロー列伝

私の人生の傍らにはいつもアニメや特撮、マンガ等がありました。それらを振り返る私的思い出語りのブログです。作品の分析や記録や論評するためのものではありません。記憶をベースに書いていますので情報の正確さは保証できないことを読者の方にはお断りしておきます。

キカイダー・ジロー 石ノ森章太郎先生の萬画だと、ジローもミツコさんも十代後半のような感じで描かれています 実写版だと2人とも二十代前半ですね この記事では萬画のジローについて書きます ちなみに石ノ森章太郎先生は、「まんが」を「よろず画」あらゆるものを描けるものとして「萬画」表記を提唱されましたので、ここでも萬画と表記する事に致します 萬画キカイダーにおいて、良心回路を搭載されていると名言されているのはジローと、ダークのアンドロイド「ゴールデンバット」の2体だけ ゼロワンもダブルオーもビジンダーも良心回路

キカイダー・ジロー

石ノ森章太郎先生の萬画だと、ジローもミツコさんも十代後半のような感じで描かれています
実写版だと2人とも二十代前半ですね
この記事では萬画のジローについて書きます
ちなみに石ノ森章太郎先生は、「まんが」を「よろず画」あらゆるものを描けるものとして「萬画」表記を提唱されましたので、ここでも萬画と表記する事に致します
萬画キカイダーにおいて、良心回路を搭載されていると名言されているのはジローと、ダークのアンドロイド「ゴールデンバット」の2体だけ
ゼロワンもダブルオーもビジンダーも良心回路は無いんですね
だから彼らは本能の赴くまま(まあ、ロボットに本能というのもどうかと書いてて思いますが)AIの気の向くままに自由に行動しています
極端な話、人間の価値観からすれば悪事とされる事に対しても「それをいけない事」と認識する事はありません
ジローだけが抑制的に理性的に(まあ、ロボットに理性というのもどうかと書いてて思いますが)行動できるのですね
しかも良心回路が不完全であるために、善と悪の間で葛藤するという、いわゆる最も人間に近いアンドロイドにジローはなってしまったのです
まあ完全な良心回路を搭載するとどういう言動のアンドロイドになるのかは、そういうキャラクターが未登場だったので、ついに分かりませんでしたが
(別作品ですが、ロボット刑事Kがそうなのかも?)
また、ジローは怒ったり悔しがったりしますが、基本、性質はおだやかであり優しい性格です
これは私の推測ですが、光明寺博士はアンドロイドに感情をもたせるにあたたり、いろいろと試行錯誤したのでしょう
もっとも最初に設計されたプロトタイプと思われるダブルオー・レイ(製造されたのはいちばん最後ですが)は、あまり感情の起伏の無いわりと無表情なアンドロイドです(まあ、現実の人間にもそういう人はいますけれど)
光明寺博士は感情をもたせるのに成功はしたものの、あまりそれを大きくはっきり出せるまでには至らなかったのでしょう
続いて設計したテストタイプと思われるゼロワン・イチローは、感情がフラットだったレイに比べると感情豊かです
でも豊か過ぎます
起伏が激しくて、怒りっぽかったり、荒っぽかったり、人間に対する細かい配慮が見られなかったりします(まあ、現実の人間にもそういう人はいますけれど)
そしてついに登場したキカイダー・ジローは、性格が平坦過ぎるレイと起伏が激し過ぎるイチローの中間、理想の性格のアンドロイドとして誕生したのでした
あのジローの性格だったら、良心回路が無かったとしても理想的な行動をとるような気がしますが、そこはプロフェッサー・ギルの笛の音により操られるリスク対策という意味でも、良心回路搭載は必須だったのでしょう
ジローは最後にそれまで未使用だった破壊光線(ブラスター)を使ってゼロワン・ダブルオー・ビジンダーを破壊し、自責の念をもちながら旅に出ます
その後、イナズマン・サブローと出会い、共に正義のために共闘するのかと思いましたがそれはありませんでした
ジロー、今頃どこで何をしていますかね……?