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日テレ版ドラえもん 1973(昭和48)年4月から半年間放映されました 「ドラえもん」の最初のアニメ化です テレ朝版より6年早かったのですね 裏番組が「マジンガーZ」という強力コンテンツで視聴率的にも苦戦したようですが、半年で終わった理由は、視聴率というよりも会社が無くなってしまったという、いろいろと複雑な事情があったようです F先生からも不評だったと聞く「日テレ版ドラえもん」 原作者からも嫌われていたなんて事実なのでしょうか ネットではそういった記事をよく見かけます もしそうだとしたら「日テレ版ド

日テレ版ドラえもん

1973(昭和48)年4月から半年間放映されました
ドラえもん」の最初のアニメ化です
テレ朝版より6年早かったのですね

裏番組が「マジンガーZ」という強力コンテンツで視聴率的にも苦戦したようですが、半年で終わった理由は、視聴率というよりも会社が無くなってしまったという、いろいろと複雑な事情があったようです

F先生からも不評だったと聞く「日テレ版ドラえもん
原作者からも嫌われていたなんて事実なのでしょうか
ネットではそういった記事をよく見かけます
もしそうだとしたら「日テレ版ドラえもん」はあまりにも不憫です

私はこれ、当時全話観たのです
私はドラえもん大好きでしたので、多くの同級生が「マジンガーZ」を視聴する中、私は「日テレ版ドラえもん」を観ていました

正直、F先生の漫画版とはだいぶ雰囲気違っていましたが、でも楽しみに観ていたのです
「だいぶ雰囲気違う」といえば、あの主題歌からして原作漫画とはかなりイメージ違っていました
でも――
あの主題歌の作詞者はF先生ご自身なんですよ!!
漫画とは全然違うイメージの詞をF先生ご自身が書くなんて!
すごくチグハグな感じです
あの作詞内容は、皮肉な事に、あの、原作漫画とは雰囲気の違うアニメの内容にむしろぴったりでした

日テレ版ドラえもんには、いろいろ原作と異なる要素がありました
ここでは2つ挙げます

まずは、「ガチャ子」の登場
未来から、ガチャ子という、アヒル型のロボットがやって来るんですね
すごくドタバタした感じのキャラクターで、日テレ版ドラえもんのアニメ世界が輪をかけてハチャメチャさを増しました
でもこれ、アニメオリジナルキャラかと思ったら、後年知ったんですけれど、原作漫画にちゃんと登場していたんです
ただ、F先生もいなかった事にしたかったキャラクターだったらしく、コミックスには収録されていません
ただ、1973年当時は原作漫画のストックが足りなかったため、こんなガチャ子もアニメ登場に至ったわけです

もう1つは、「ジャイアン家は父子家庭」という事です
あの、ジャイアンに「たけし!」といつも怒鳴り散らす恐いかあちゃんがいないんですね
亡くなっているんです
そして、ジャイアンのお父さんも気弱な感じ
原作に出てきた、のび太のお父さんと強引に相撲をとるような、そんなキャラではありませんでした

もし、日テレ版ドラえもんが続いていたら、ジャイアンのお母さんが亡くなっていた事になっているのは後年困ったでしょうね
原作漫画では元気にジャイアンを叱り飛ばして活躍していて、それが作品の魅力ポイントの1つになっているのに、それを使えないわけですから
日テレ版ドラえもんの終了は、そういった意味では、必然だったのかもしれません
1979(昭和54)年4月からスタートし、令和の今でも放送が続いている「テレ朝版ドラえもん」は原作の漫画に近いほんわかムードの漫画です
日テレ版の放送から6年経ち、原作漫画のムード・方向性も固まってきてからの再アニメ化でしたからブレも無かったのでしょう

有名な「こんな事いいな」で始まる主題歌は、今度はF先生作詞ではありません
F先生が書いていない歌詞の方が、ドラえもんの作品世界をよく表しているのも、ちょっと皮肉な感じがしています

封印作品の謎 テレビアニメ・特撮編

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