私的ヒーロー列伝

私の人生の傍らにはいつもアニメや特撮、マンガ等がありました。それらを振り返る私的思い出語りのブログです。作品の分析や記録や論評するためのものではありません。記憶をベースに書いていますので情報の正確さは保証できないことを読者の方にはお断りしておきます。

「マジンガーZ」 子どものころ「マジンガー」と聞いて、 「まじんがーとはいったいどういう意味の言葉なんだろう?」 と思ったものでした 英語では無さそうだという事は子どもにも分かっていたのです 「マ『シ』ンガー」 だったら、機械を意味する「マシン」に「ガー」を付けたんだろうなと納得した事でしょう でも、「マジン」だと「魔人」あるいは「魔神」? 「機械」なのに「人」あるいは「神様」なの?――と不思議でした 当時は「キカイダー」といった、日本語を英語風にアレンジした名前のヒーローの出始めの頃でした 令和の今

マジンガーZ

子どものころ「マジンガー」と聞いて、
「まじんがーとはいったいどういう意味の言葉なんだろう?」
と思ったものでした
英語では無さそうだという事は子どもにも分かっていたのです
「マ『シ』ンガー」
だったら、機械を意味する「マシン」に「ガー」を付けたんだろうなと納得した事でしょう
でも、「マジン」だと「魔人」あるいは「魔神」?
「機械」なのに「人」あるいは「神様」なの?――と不思議でした

当時は「キカイダー」といった、日本語を英語風にアレンジした名前のヒーローの出始めの頃でした
令和の今は、「ゼンカイジャー」とか「キラメイジャー」とか、日本語を英語風にアレンジした名前のヒーローは当たり前ですが
当時はまだ出始めで、少なくとも私にはなじみが無かったのです

マジンガーZはとにかく憧れでした
自分も乗り込んで動かしてみたいと思ったものです
あのように、ロボットに乗り込み、メカニカルな操縦を行って動かし、悪と戦う――そういうヒーローがそれまでいませんでしたからね
鉄人28号ジャイアントロボも、遠隔操縦タイプでしたから
自分自身が変身するより、乗り物に乗り込んで戦う――それが、男子的にはいいんですね
男の子は幼児期、みんな「はたらくくるま」や電車が好きになります
男子はみんな乗り物大好きなんです

子どもたちの人気の中心は、仮面ライダーからあっという間にマジンガーZになりました
そう、ウルトラマン → 仮面ライダー → マジンガーZ というように、人気は移行していったのです
マジンガーZから、スーパーロボットブーム、ひいてはアニメブームのムーブメントが起こり、現在のアニメ大国日本につながっているといっても過言ではないでしょう

 

「ジャンボーX」 ジャンボーX(エックス)という作品をご存知ですか ジャンボーグAの元になったヒーローで、私の記憶だと、ベルトの部分がコクピットになっている巨大ヒーローです 少年がコクピットに乗り込み、操縦しました 少年の動きがそのままジャンボーXの動きにつながるという設定は、ジャンボーグAと同じです 確か小学館の学習雑誌で私が1年生の時に漫画を読んだ覚えがあるんですよね その時は、初代ウルトラマン、ウルトラセブンと力を合わせ、3人で怪獣たちと戦うという物語でした だから私の認識だと、体内に人が乗り込

「ジャンボーX」

ジャンボーX(エックス)という作品をご存知ですか
ジャンボーグAの元になったヒーローで、私の記憶だと、ベルトの部分がコクピットになっている巨大ヒーローです
少年がコクピットに乗り込み、操縦しました
少年の動きがそのままジャンボーXの動きにつながるという設定は、ジャンボーグAと同じです
確か小学館の学習雑誌で私が1年生の時に漫画を読んだ覚えがあるんですよね
その時は、初代ウルトラマンウルトラセブンと力を合わせ、3人で怪獣たちと戦うという物語でした

だから私の認識だと、体内に人が乗り込んで操縦する正義のロボットの、もっとも早いものがジャンボーXなのです
悪のロボットならば、乗り込み式の物が他作品に出てきていました
たとえばアニメ「黄金バット」には、ナゾーの手下達による乗り込み操縦式の悪のロボットが登場してきます

マジンガーZはその2年後に開始しました
ロボットの頭部に人が乗り込んで操縦するという方式はあまりにも斬新であっという間に大人気になりましたよね

ジャンボーXにしろマジンガーZにしろ、現実に巨大ロボットに人が乗り込んで戦ったら、車酔いどころでの騒ぎではなく、操縦席への衝撃の強さで、パイロットはいくらももたないだろうとは思われます

 

アイザック・ギルモア博士 専門はたくさんあり過ぎて、何が専門か分からないぐらいの、サイボーグ研究の第一人者です 何しろ、簡単な手術で、人をえら呼吸に変えてしまい、水中でも暮らせるようにできてしまう、その腕前といい、知識といい、見事なものです 「鉄腕アトム」のお茶の水博士のように、鼻が大きい 天才的な博士というのは大きな鼻をしているものなのかと思いました 若い頃は恋もしたようですが、「サイボーグ009」の作品においては結婚歴も無いですし、隠し子がいるというわけでもないようです 9人のサイボーグたちが子ど

アイザック・ギルモア博士

専門はたくさんあり過ぎて、何が専門か分からないぐらいの、サイボーグ研究の第一人者です
何しろ、簡単な手術で、人をえら呼吸に変えてしまい、水中でも暮らせるようにできてしまう、その腕前といい、知識といい、見事なものです
鉄腕アトム」のお茶の水博士のように、鼻が大きい
天才的な博士というのは大きな鼻をしているものなのかと思いました

若い頃は恋もしたようですが、「サイボーグ009」の作品においては結婚歴も無いですし、隠し子がいるというわけでもないようです
9人のサイボーグたちが子どもたちのようなものなのでしょう
9人がいなかったら、孤独なお年寄りですね
ただ、かなりの優秀な科学者ですから、科学界隈での知り合いは多そうです

アメリカ人ですが、普段は009や003、001らと一緒に日本で暮らしているようですね

9人のサイボーグとギルモア博士の計10人の内、002、005そしてギルモア博士がアメリカ人ですから、メンバーのアメリカ人率は高いですね

 

「サイボーグ009 島村ジョー」 これまでの8人の長所を全てもっている最も優秀なサイボーグとの事です 物語冒頭のギルモア博士のこの言葉に、009が、超能力を使ったり、空を飛んだり、透視したり、右手からマシンガンを射ったり、火を吐いたり、変身したりするという意味かと誤解する人がいますが、そうではありません 基本的な設計というか、そういうところが最も後発である事から優れている――という意味なのです その描写の1つとして、002と009が敵に襲われるのですが、敵の毒針を009の人工皮膚は通さないのに、002の

サイボーグ009 島村ジョー」

これまでの8人の長所を全てもっている最も優秀なサイボーグとの事です
物語冒頭のギルモア博士のこの言葉に、009が、超能力を使ったり、空を飛んだり、透視したり、右手からマシンガンを射ったり、火を吐いたり、変身したりするという意味かと誤解する人がいますが、そうではありません
基本的な設計というか、そういうところが最も後発である事から優れている――という意味なのです
その描写の1つとして、002と009が敵に襲われるのですが、敵の毒針を009の人工皮膚は通さないのに、002の人工皮膚は通してしまったというものがありました
2番目に改造された002の皮膚は全員の中では001に次いで2番目の弱さという事なのかもしれませんね

009の目立つ能力は加速装置です
ジャンプ力、常人以上の力、暗闇の中でも見える目、水中でも呼吸できる内臓酸素ボンベなどもありますが、戦闘においてはあまり目立ちません
加速装置を駆使した高速戦闘が009の持ち味なのですね
ミュートスサイボーグとの戦いでは、同じように加速装置を持ち、かつ、004のように体内に武器を内蔵したアポロンを相手に苦戦します
そこで有名な台詞を彼は言うのですね
「あとは……、勇気だけだ」

私は、これ以外にも好きな009の台詞があって、事ある毎によくつぶやいています
それは、
「落ち着け、落ち着くんだ。焦ったら負けだぞ」
という台詞
「地下帝国ヨミ編」の中での戦闘中の台詞です
私も仕事が立て込んできた時や、時間に追われている時など、この台詞をつぶやいています
どんな時でも、焦りは禁物ですからね

連載開始当初は、009が混血児である事がマイナス要素として描かれましたが、令和の日本においては、そんな事はマイナス要素でも何でもなく、よくある普通の事です
むしろ、それをマイナス要素と捉える意識の方が問題とされます

なので、近年の009の作品については、ジョーの出自について描かれる事は無くなってきたように感じています

 

「サイボーグ008 ピュンマ」  全ゼロゼロナンバーサイボーグは酸素ボンベを内蔵しており水に潜れます  そんな中、ピュンマは水の中でも高速で活動できるというのが他のサイボーグたちとの違いなのですが、そこが強調されている描写はほとんどありません  小野寺丈さん作・シュガー佐藤さん絵による「完結編」では、ピュンマは「水を操る戦士」として描かれました  超能力で水圧をコントロールしたりして攻撃できるんですね  また、006張々湖は、2001(平成13)年のアニメ化のラストで、炎をコントロールするような能力

「サイボーグ008 ピュンマ」

 全ゼロゼロナンバーサイボーグは酸素ボンベを内蔵しており水に潜れます
 そんな中、ピュンマは水の中でも高速で活動できるというのが他のサイボーグたちとの違いなのですが、そこが強調されている描写はほとんどありません

 小野寺丈さん作・シュガー佐藤さん絵による「完結編」では、ピュンマは「水を操る戦士」として描かれました
 超能力で水圧をコントロールしたりして攻撃できるんですね

 また、006張々湖は、2001(平成13)年のアニメ化のラストで、炎をコントロールするような能力を得ていました

 火の戦士と、水の戦士
 集団ヒーロー物だったら、1番手、2番手の能力者です
 現在放映中の「仮面ライダーセイバー」だってそうですよね
 あまり中心として描かれず、日の当たる機会の少ない方だった006と008ですが、そうなってくるとかなり強力な戦士ですよね

 さて、ピュンマは奴隷にされそうなところを脱出したところをブラックゴーストにさらわれサイボーグ化されました
 ピュンマの出身国は、当初アフリカのケニアだったのですが、2001年のアニメではアフリカの架空の国「ムアンバ共和国」にされます
 「奴隷」の描写が実在の国でなされてはマズイとの判断からの変更ですね
 9人の中でピュンマだけが架空の国出身です

 2001年のアニメでは005ジェロニモ・ジュニアも「G・ジュニア」の名に変更されましたが、今はまた元に戻りました

 ピュンマについては、70年代作品までの厚い唇描写がよろしくないというジェフ・シーガル氏の助言で、1981(昭和56)年のアニメ映画「超銀河伝説」で薄い唇描写に変更され、それが現代まで継続しています
 じゃあ、ジェット・リンクの高すぎる鼻はいいのか、黒目の無い004はいいのかとなりますが、これらについてはどうやら問題は無いようですね

 ピュンマは「地下帝国ヨミ編」で頭部以外の体を失っていますから、首から下は人工の体です
 ロボットなのか人工細胞なのか明言されていないので不明ですが
 その時、ギルモア博士により体の表面を銀のウロコに改造されたのですが、後年の作品ではまた黒い皮膚に戻っています
 説明は特にありません
 再改造されたのか、あるいは004の右手の手袋のように、上に人工皮膚をかぶっているのかのどちらかなのかもしれませんね

 

「サイボーグ007 グレート・ブリテン」 体内にメカニックはほとんど埋め込まれていないのだろうなと推測される007です 「体組織を変化させて変身」とありますから、そういう意味では生身の比重が大きいですよね デベソが変身スイッチという事で、このスイッチと、脳波通信機、そして体内の酸素ボンベがメカニック要素といえるでしょうか ただ、小さなネズミにも変身しますので、その時、通信機や酸素ボンベがどうなっているのかは謎です 名前はグレート・ブリテン 日本語に訳すと「大英帝国」 007は役者ですから、これは芸名で

「サイボーグ007 グレート・ブリテン

体内にメカニックはほとんど埋め込まれていないのだろうなと推測される007です
「体組織を変化させて変身」とありますから、そういう意味では生身の比重が大きいですよね
デベソが変身スイッチという事で、このスイッチと、脳波通信機、そして体内の酸素ボンベがメカニック要素といえるでしょうか
ただ、小さなネズミにも変身しますので、その時、通信機や酸素ボンベがどうなっているのかは謎です

名前はグレート・ブリテン
日本語に訳すと「大英帝国
007は役者ですから、これは芸名でしょう
彼については本名が謎です
本名不明という事で「マジンガーZ」に出てくる、のっそり、もりもり、せわしの3博士や、ボス、ヌケ、ムチャ、みたいなもんですね

はげ頭に40代の中年男の姿ですが、彼はいくらでも変身できるのですから、普段から髪の毛ふさふさの20代イケメン男性の姿でいればいいのにと思います
ウルトラマンみたいに変身制限時間があるわけでもないのだし
実際、そうやって若い女性とのロマンスめいたエピソードが描かれた事もありました
まあ、普段、自分から三枚目のポジションでいるので、それが007的には居心地いいのかもしれません

リメイクされた最近のアニメ映画では、頭はそのままですが、変身能力を駆使して諜報活動をする渋い英国紳士になっていました
髪の毛なくても、なんかイケメンな感じでカッコ良くなっていましたね

彼の場合、服も要らないんじゃないかと思うのです
洋服を着た状態に変身していればいいわけだし
変身に合わせていちいち着替える必要もありません
たとえば、女性や子どもや老人に変身したら、それに合う服に着替えなければなりません
全裸状態から服を着た状態の姿に変身すれば問題無いわけです
ただ、いくら変身しているとはいえ、人前に全裸状態で出るのはやはり抵抗があるという事かもしれませんね

 

「サイボーグ006 張々湖(ちゃんちゃんこ)」 元は貧しい中国の農民だったのが、今では中華料理店を何店か経営していてゼロゼロナンバーのメンバーの中ではいちばんのお金持ちになっています 名前は「張々湖」ですが、現実にこういう名前の中国の人はいないでしょう ローダンシリーズに出てくる日本人名「タコ・カクタ」みたいな、別の国の人が考えた、その国の人の名前ですね 001イワン・ウイスキーみたいに、「洒落で付けた名前」と言えます 連載開始された1964(昭和39)年はネットも無い時代ですし中国人の名前を検索する手

「サイボーグ006 張々湖(ちゃんちゃんこ)」

元は貧しい中国の農民だったのが、今では中華料理店を何店か経営していてゼロゼロナンバーのメンバーの中ではいちばんのお金持ちになっています
名前は「張々湖」ですが、現実にこういう名前の中国の人はいないでしょう
ローダンシリーズに出てくる日本人名「タコ・カクタ」みたいな、別の国の人が考えた、その国の人の名前ですね
001イワン・ウイスキーみたいに、「洒落で付けた名前」と言えます
連載開始された1964(昭和39)年はネットも無い時代ですし中国人の名前を検索する手段もありませんでした
それっぽい名前を面白おかしく付けたという感じでしょうか

さて、006は口から火炎放射する能力をもっています
「炎の戦士」です
他のグループヒーロー物だと、炎を扱う戦士というのが大体リーダーで見かけもかっこよかったりするのですが、006は違いますね
004がマシンガン、ナイフ、ミサイル、原爆と複数の武器を内蔵しているのに対し、006は火炎放射1つとちょっとアンバランスな印象も受けます
006の場合、当初は口から火を吐いて土を溶かし、その中にもぐるという「もぐら的な」能力の持ち主として描かれていました
火炎放射は敵を攻撃する武器というよりは、地中にもぐるための道具的扱いだったのですね
後年は攻撃武器としての描写のみになり、地中にもぐるための道具としての扱いは作品初期の頃だけです
いろいろな作品において、「地中にもぐるための道具はドリル」というのが一般的になってきますから、006のように「火炎放射で地中にもぐる」というのはあまり受け入れられないかも――という判断だったのかもしれません

006は火炎放射のための可燃物、燃料を大量に体内に内蔵しているわけで、それは恐いことですよね
何かあったら大爆発です
もっとも、その危惧が作品中で描かれた事は、これまで1度もありませんでした

 

「サイボーグ005 ジェロニモ・ジュニア」 005だって30歳代の青年ですから、恋愛だってすると思うのです ただ、そういったエピソードはこれまで萬画でもアニメでも描かれた事はありませんでしたね 無口なジェロニモが、いったいどんな恋愛ドラマを展開するのか、私は読んでみたいです どなたか描いてくれませんかね 2001(平成13)年に3度目のテレビアニメ化された際には「ジェロニモ・ジュニア」の名前が「G・ジュニア」に変更されました 理由は、 「ジェロニモ族の名を持つ彼が、モヒカン族のヘアースタイルをしている

「サイボーグ005 ジェロニモ・ジュニア」

005だって30歳代の青年ですから、恋愛だってすると思うのです
ただ、そういったエピソードはこれまで萬画でもアニメでも描かれた事はありませんでしたね
無口なジェロニモが、いったいどんな恋愛ドラマを展開するのか、私は読んでみたいです
どなたか描いてくれませんかね

2001(平成13)年に3度目のテレビアニメ化された際には「ジェロニモ・ジュニア」の名前が「G・ジュニア」に変更されました
理由は、
ジェロニモ族の名を持つ彼が、モヒカン族のヘアースタイルをしているのはおかしい」
から
ただ、モヒカンヘアは、別に日本人にだってしている人いますし、国や民族に関係なく、ファッションとしてモヒカンヘアにする人はするでしょう
なので、2021(令和3)年の現在においては、また「ジェロニモ・ジュニア」の名前に設定が戻っているようです

ゼロゼロナンバーサイボーグたちは、001~004、そして009がいわゆるイケメンキャラの部類、
そして005~008はイケメンじゃない――というのは言い過ぎとしても、いわゆる個性的なユニークな面々となっています
005は無口な大男
絵に描いたような「気は優しくて力持ち」キャラです
とりえは頑丈な鋼鉄の体と怪力
ただ、「鋼鉄の体」という点では004もそうですし、どのサイボーグたちも常人よりは丈夫な体をもっています
005はその中でも跳びぬけてすごいと言う事なのでしょうけれど、たとえば009も銃弾を受けても平気な体ですから、005の体の頑丈さが特に際立って描かれた事は無いように記憶します
とにかく力持ちという事です
ただ、高速戦闘描写が多い「サイボーグ009」の物語世界では、005の強さが取り立てて描かれる事はありませんでした
どんなに力が強くても、相手が高速で動いて強力な破壊光線でも射ってきたら太刀打ちできないわけで
いつも、あまり活躍の場面が005ですが、もっとその体と力を生かした物語を読んでみたいものです

 

「サイボーグ004 アルベルト・ハインリヒ」 彼の仇名は「死神」です だから「死」に引っ掛けて「4」 ゼロゼロナンバーを004としたのですね 右手にマシンガン、左手にナイフ、両足にはマイクロミサイル、そして体内には原爆を仕込んでいるという物凄い設定です 現代の基準では飛行機には乗れません 確実に搭乗前チェックで引っかかるでしょう まあこれは004に限らず、メカニックを埋め込まれているほとんどのゼロゼロナンバーサイボーグたちに当てはまるでしょうけれど おそらく引っかからないのは、001イワンと007グレー

「サイボーグ004 アルベルト・ハインリヒ」

彼の仇名は「死神」です
だから「死」に引っ掛けて「4」
ゼロゼロナンバーを004としたのですね
右手にマシンガン、左手にナイフ、両足にはマイクロミサイル、そして体内には原爆を仕込んでいるという物凄い設定です
現代の基準では飛行機には乗れません
確実に搭乗前チェックで引っかかるでしょう
まあこれは004に限らず、メカニックを埋め込まれているほとんどのゼロゼロナンバーサイボーグたちに当てはまるでしょうけれど
おそらく引っかからないのは、001イワンと007グレートぐらいなのではないでしょうか
004、プラスチック皮膚の下は鋼鉄の兵器貯蔵庫という事で体重もかなりありそうです
これもまた、他のサイボーグたちにも言えることで、彼らはみな見た目より体重があるのですね
メカの分だけ重いのです
女性の003フランソワーズなどは、自分の体重を言いたくないでしょうね
まあ、作中ではどのサイボーグについても一度も体重の話題は出ていませんけれど
ゼロゼロナンバーサイボーグを強い順に並べるとどうなるでしょうか
超能力ベビーの001が別格で最強と思われますが、001はあまり前線で戦う事は無く、ここぞというところで登場します
普段は眠っている事も多いのですね
001がいつも最前線で全力で戦ったら、おそらくほとんどの敵に圧勝してしまうでしょうから物語として面白くなりません
なので、普段は001は活躍しない物語構造になっています
001を除くと、加速装置を内蔵している009が最強
004はその次と思われます
004まで加速装置を内蔵したら強過ぎますから、その設定は石ノ森先生も避けたのでしょうね
004はその右手の外見がマシンガンで、もっとも外見が人間らしくないゼロゼロナンバーサイボーグとして描かれています
なので、自身が人間の姿から遠い事を嘆く描写も少なくありませんでした
ところが映画「超銀河伝説」では、せっかく生身の人間になった004は再び自ら望んでサイボーグとなります
当時、この展開はマズいのではないかと私は感じました
理由は仲間意識のためですが、たとえいかなる理由があろうと、004が自ら望んでサイボーグになったのは事実です
となると、「超銀河伝説」以降では、004が自らがサイボーグの体である事を嘆き悲しむのは矛盾が出てきてしまうのですね
だって自ら望んでサイボーグになったわけですから
ただ「超銀河伝説」は外伝というか、番外編というか、石ノ森先生ご自身執筆の作品には一切関わりが描かれていないので、009本編の世界では無かった事になっているエピソードのようです

 

「サイボーグ003 フランソワーズ・アルヌール」 物を透かして見る透視能力 遠くの物を見る千里眼 遠くの音を聞く超聴力 こういった能力以外は生身――作品開始当初の003の印象はそんな感じでした なので、頭部以外はほとんど改造されていないわけで、003は「いちばん生身に近い」と作品中で言われていたサイボーグだったのです ですが、皮膚が人工の物だったり、脳波通信機や酸素ボンベを内蔵していたりと、実はかなりメカニックなサイボーグである描写にだんだん変わっていきます 酸素ボンベを内蔵とはいっても、暴漢に襲わ

「サイボーグ003 フランソワーズ・アルヌール」

物を透かして見る透視能力
遠くの物を見る千里眼
遠くの音を聞く超聴力
こういった能力以外は生身――作品開始当初の003の印象はそんな感じでした
なので、頭部以外はほとんど改造されていないわけで、003は「いちばん生身に近い」と作品中で言われていたサイボーグだったのです

ですが、皮膚が人工の物だったり、脳波通信機や酸素ボンベを内蔵していたりと、実はかなりメカニックなサイボーグである描写にだんだん変わっていきます

酸素ボンベを内蔵とはいっても、暴漢に襲われ、クロロフォルムをかがされて眠らされてしまった事がありました
意識的にオンオフ切り替えないと、酸素ボンベの酸素は使えないみたいですね
酸素ボンベの酸素で呼吸していればクロロフォルムにも大丈夫だったはずですが、とっさの事で対処できなかったのでしょう

その一方で、「ベトナム編」では003は見たくもない遠くの戦場の様子を見てしまう描写がなされています
つまり常時 千里眼能力がオンなのですね
こちらの能力はどうなのでしょう
常時遠くの様子が見えてしまっているのも日常生活に支障をきたしますから、後日その能力はオンオフできるようになったのでしょうか

また、現在では書き直されていますが、兄のジャンが、妹のフランソワーズが拉致されていくのを追いかける描写で、妹の事を
「アルヌール」
と呼んでいました
でも、これは間違い
「アルヌール」は苗字の方ですから、兄も妹も「アルヌール」なわけです
日本でたとえれば、兄が妹を「鈴木」とか「田中」とか呼んでいるようなものです
今の009単行本では、ここも「フランソワーズ」と呼ぶ描写に改められています

1981(昭和56)年の映画化「超銀河伝説」の際にアメリカから来日したジェフ・シーガル氏が
アメリカだったらメンバーの中に3人は女性がいただろう」
とインタビューで語っていたように記憶しています
今の東映スーパー戦隊シリーズを見ても、5人中2人に女性メンバーがいる事は珍しくありません
最初に女性メンバーが2人になった「超電子バイオマン」は1984(昭和59)年の作品でした
1980年代であれば、ジェンダーが世界的に遅れていると言われている日本であってもそれは当然の感覚です
しかし、009の連載が開始された1964(昭和39)年の日本では、戦闘集団に女性メンバーは紅一点で1人いればいい方でした
科特隊もウルトラ警備隊もガッチャマン宇宙戦艦ヤマトもゴレンジャーもみんなそうです
むしろ、女性が1人いただけまだ1964年当時の日本にしては先進的だったといえるのではないかと私は感じます
9人全員が男だったとしても普通だったでしょう
戦闘集団に、女性、そして赤ちゃんを入れた石ノ森章太郎先生の発想は、誰にも真似できない、ものすごく斬新なものでした