キャプテン・スカーレット(身分証明書を見せろ)
私は「スカーレット」を女子の名前だと思っていました。
確か当時「スカーレットちゃん」という人形が売られていたと記憶しています。
近年ではプリキュアにキュアスカーレットがいますね。
でも、スカーレットは色の名前ですから、別にスカーレットが女子の名前というわけではなかったのですね。
さて、キャプテン・スカーレットでは、まずその斬新なメカに驚かされました。
追跡戦闘車は何と後ろ向きに乗り込んでモニター画面を見ながら運転するようになっていました。
ジェット機は、尾翼が何と通常とは逆の前向きに傾いているデザインになっていました。
また、追跡戦闘車を隊員たちが調達する時に、相手から
「身分証明書を見せろ」
と言われるのも好きなシーンでした。
私は、世の中に「身分証明書」というものがあるらしいということをキャプテン・スカーレットで知ったのです。
「いつか大人になったら自分も身分証明書を持ちたい」
と思いましたが、今持っている勤務先の証明書はチップ内蔵のカード型です。
キャプテン・スカーレットの時代設定は2068年ですが、まだ紙の手帳型で写真が貼り付けてあるページを開いて見せるタイプでした。
まあ、実際に制作されたのが1967年ですからね。
設定を100年後にしたわけです。
将来、身分証明書がカードになるとは、当時想像もできなかったのでしょう。