マジンガーZ(冒険王で、短期間で2回も別冊付録になったほどの人気)
私が小学生のころ買ったダブルマジンガーのフィギュアです。
Zが100円、グレートのときは値上がりして150円ぐらいでした。
でも、Zの方が大きいんですよね。
水平に着陸するホバーパイルダーに対し、ブレーンコンドルは垂直に突き刺さります。
だからグレートの頭頂部は、後ろのほうが空いちゃってるんですよね。
『冒険王』1973(昭和48)年4月号に続き、5月号も買った私でしたが、買うのはそこでストップしました。
6月号からはまた『小学四年生』に戻ったのです。
『冒険王』はまあまあ面白かったのですが、私は「ドラえもん」が好きだったので、やはり小学館の学習雑誌へと戻りました(『小学四年生』6月号からはちょうど土山よしき先生の「キカイダー01」の連載がスタートしていて、タイミングもばっちりでした)。
4月号・5月号の『冒険王』の漫画は、当時の私にとっては少し「大人向け」に思えました。
また、字も難しく感じられました。
「ミクロイドS」の秘密紹介ページで、「ヤンマが羽で鉄を切断できる」といった説明があったのですが、「切断」という難しい熟語に敷居の高さを感じたものです。
ところがしばらくたって、今度は弟が『小学二年生』ではなく、『冒険王』を買い出したのです。
1973(昭和48)年12月号から1974(昭和49)年3月号まで。
私個人としては、『小学二年生』11月号で予告されていた「ウルトラマンタロウ」関係の別冊付録をとても楽しみにしていたのですが、弟が12月号から購読紙を『冒険王』に切り替えたため、現在に至るまでこの「ウルトラマンタロウ」の別冊付録を目にしておりません。
国会図書館に行けば見ることができるのだろうか……?
さて、『冒険王』12月号ですが、私が買っていた4月号・5月号に比べ、抜群に面白くなっていたと感じました。
漫画の対象年齢層も「大人向け」というより、「今の自分に合った」レベルになっていたと思います。
確か4月号か5月号で、
「冒険王に載せてほしいマンガアンケート」
が募集されていたように思います。
その読者アンケートが反映され、連載漫画が刷新されたからなのかもしれません。
5月号と12月号では「仮面ライダーV3」以外は、漫画が全く入れ替わっていたように思いますから。
12月号は桜多吾作さんによる「マジンガーZ」が別冊付録で付いていました。
マジンガーが、外国の問題解決のために出動するエピソードでしたが、何度も何度も読み返したものです。
1月号か2月号のどちらかは本誌内での漫画でしたが、みさとさん登場のエピソードでした。
3月号で再び別冊付録になり、こちらは、
・あしゅら男爵がドクターヘルを裏切って甲児を拉致する。
・ホバーパイルダーが破壊されてジェットパイルダーが登場する。
等、最終回に向けての怒涛の展開でした。
当時は、ウルトラマンシリーズと仮面ライダーシリーズのどちらが子どもたちの人気をより獲得するか競っていたようなところがありましたが、マジンガーZの登場で子どもたちのいちばん人気は特撮モノのウルトラマンでも仮面ライダーでもなく、ロボットアニメへと移りました。
その後ロボットアニメブームは、ご存知のとおりです。