太陽の牙ダグラム ガンダムの後継作品として満を持して発表されたロボットアニメ。 それが「太陽の牙ダグラム」だったと記憶しています。 当時のアニメ雑誌『アニメージュ』でも、番組開始にあたって何ページにもわたって大々的に特集記事が組まれていました。 私としては、音楽担当が、ウルトラシリーズを担当した“あの”冬木透さんだったので、劇中音楽を聴くのもまた楽しみに、番組を視聴し始めたのでした。 第1話はスクラップ化したダグラムの姿から始まる“衝撃的なシーン”(と、アニメ雑誌でもセンセーショナルに宣伝されていた)
ガンダムの後継作品として満を持して発表されたロボットアニメ。
それが「太陽の牙ダグラム」だったと記憶しています。
当時のアニメ雑誌『アニメージュ』でも、番組開始にあたって何ページにもわたって大々的に特集記事が組まれていました。
私としては、音楽担当が、ウルトラシリーズを担当した“あの”冬木透さんだったので、劇中音楽を聴くのもまた楽しみに、番組を視聴し始めたのでした。
第1話はスクラップ化したダグラムの姿から始まる“衝撃的なシーン”(と、アニメ雑誌でもセンセーショナルに宣伝されていた)から始まります。
ダグラムがそんな姿になるまでに、いったいどんな物語があったのだろうか――という、昔へさかのぼる感じでストーリーが語られるのですね。
ですが……。
ダグラムは評判が悪かったんですよね。
最初は好意的なアニメ雑誌やその読者たちでしたが、徐々に文句を言い始めます。
1.
ストーリー展開が遅い
2.
ダグラムがあまりにも「動けない」ロボットである
3.
頬こけ女しかいない
4.
カニメ
1ですが、1はまあそのままですね。
なかなか進まない。
実は私も当時途中で見るのやめちゃったんですよ。
2ですが、これは
「兵器としてのリアルを追求したから」
でした。
まあ、ダグラムの扱いは、
「手足が付いている砲台」
みたいな感じだったんですよね。
だから、ジャンプなんかとんでもないし、崖も登れません。
ヘリコプター数台がかりで吊り上げて、やっとダグラムを高台に運び上げるみたいな描写がありました。
正直、見ていて、かったるかったです。
3ですが、これは登場する女性キャラクターが、たしかにみんな頬ぼねが張っているデザインになっているんですよ。
「なんで、こんなデザインにしたんだろう」
と私も思いましたよ。
せっかくの美少女扱いの女性キャラクターも、この頬ぼねで台無しと私も見ていて思いました。
4ですが、
「ガンダムを目指して前に進もうとしているのにちっとも進めない。だからカニみたいでカニメ」
というわけです。
いやはやさんざんな言われようです。
ところが――
このダグラム、放映話数は75話、放映期間は1年半(サンライズオリジナルアニメ歴代1位)、高視聴率(サンライズオリジナルアニメ歴代2位。ちなみに1位はトライダーG7)という好記録をたたき出しているのです。
ダグラムを見なくなっていた私でしたが、あるとき、
「え、まだダグラムやってるの?」
と驚いた記憶がありましたから。
マニアやアニメ雑誌読者、専門家らの反応と、視聴者である子どもたちの反応は違っていたのですね。
ちなみにダグラムがスクラップ化していたのは、パイロットたちが自分で燃やしていたから――という最終回でした(最終回は見たんです)。
もう使わなくなったダグラムをほうむってあげたという感じだったかなと記憶しています。
作品を見返していないので、記憶が違っていたらすみません。
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