仮面ライダーX(切断された手足がごろごろ)
弟が買っていた『冒険王』1974(昭和49)年3月号で「仮面ライダーV3」は最終回を迎えます。
そして、同じ3月号同時掲載で「仮面ライダーX」が始まります。
昭和ライダーシリーズでは「V3」の時が人気のピークでしたから、「仮面ライダー」の漫画が2本同時掲載というのもうなずけます。
漫画を描いていたすがやみつる先生はスケジュール大変だったでしょうけれど。
「X」の漫画では、お父さんが神啓介を改造するシーンが描かれていましたが、切り取られた血だらけの手足がごろごろ転がっていました。
そんなにグロテスクに描かれていたわけではないのですが、当時の私は、
「気持ち悪いな」
と思って読んでいたものです。
ちなみに漫画「仮面ライダーV3」最終回で描かれたデストロン首領の正体は巨大なガイコツでした。
「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪がしゃどくろ みたいなものです。
ただ、唯一の臓器として心臓だけはあり、それをV3に弱点だと看破されて攻撃を受け、首領は敗北するのでした。
今にして思えば、そんな見え見えの弱点まずいんじゃないの、首領も弱点ぐらいカバーしておけよという感じですが、子ども向け漫画の場合は、これぐらい分かりやすい方がいいのかもしれませんね。